小田さくらの黒猫の冥福を祈るとともに気付いたこと

長いあいだ飼っていたペットを亡くしたときの気持ち、辛さは、亡くしたことのある人にしかわからない種類の痛み、悲しみだと思います。最近は「ペットロス」という言葉があり、「タモロス」「さゆロス」など転用されたりしていますが、本当にペットロスの辛さは、人によっては肉親や人間の友人を失うのに匹敵するくらいのショックを受けることもあるでしょう。

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小田ちゃんが飼っていた5匹の猫の中の1匹、黒猫のタクが、3月17日に息を引き取ったそうです。そのことを報告する小田ちゃんのブログは、あくまでもさっぱりとした語り口で書かれています。

「今日も、昨日も一昨日もファンの方の前でパフォーマンスできて、
見た方はわかって頂けたと思うんですが、
私、とても元気です!!」

と、ファンに心配をかけまいと元気なコメントを書いてくれています。(私から。小田さくら

小田さくら「私から」

小田ちゃんは「悲しい」とも「辛い」とも一言も書いてませんし、「泣いた」という描写もありません。
でも、17年。
生まれた時からずっと一緒に暮らしてきた猫との別れが、辛くなかったわけがありません。悲しくなかったわけがありません。泣いて、泣いて、泣いたことでしょう。

幸せな猫生

私の飼っていた犬も、17年生きました。子供の頃は毎日いっしょに遊んでいました。親に叱られて閉めだされた夜に犬小屋で温めてくれたのも彼女でしたし、学校でいじめられて泣いて帰ってきた私を慰めてくれたのも彼女でした。いつもいちばんの友達でした。

彼女が死んだのは、私が就職して忙しくなってからで、病院から「もう持たないかもしれない」と電話を受けた時、私はすぐに行くかどうか迷いました。でも結局、仕事と会社の特別な飲み会を優先してしまいました。今思えば、馬鹿な選択です。夜中を回ってから駆けつけた私を待っていたのは、もう冷たく硬くなっていた彼女の姿でした。

でもきっとタクさんは、『さくらのしらべ4』の翌日のOFFまで待っていてくれて、きっと小田ちゃんが看取ってあげることができたのでしょう。幸せな猫生を全うしたことと思います。きっと人間に可愛がられた動物が行ける天国から、小田ちゃんのことを見守ってくれていることでしょう。

そして、そんな悲しいことがあっても、ファンの私達の前で輝く笑顔と元気なパフォーマンスを見せてくれる小田ちゃんに、感謝の気持でいっぱいです。

小田さくらは弱音を吐かない

ああ、そうか。小田ちゃんはきっと、これまでも辛いことや悲しいことがあっても、表には一切出さずに、いつも私達には元気な笑顔と最高の歌を届けてくれていたんですね。今、気づきました。

だからといって「辛い時は辛いって言っていいんだよ」等とありきたりなことは書きません。これは友人や恋人の距離で言うセリフであって、ファンからアイドルに向ける言葉ではありません。(小田ちゃんだって近親者には辛い時は辛いと言えるでしょうし)

それに、それをしない強さは、小田ちゃんが自ら選択した立ち位置だからです。私の記憶が確かならば、小田ちゃんがカメラの前で弱音を吐いたのは、オーディション合格前の「なんかもう疲れちゃった…」だけです。
合格してモーニング娘。になってから、小田ちゃんが身につけたものは、アイドルとしての圧倒的なボーカルや妖艶なダンス、可愛いメイクなど沢山ありますが、最初から一貫して持っていたのはこの「覚悟」だったわけです。

覚悟の笑顔と才気とで、今ここからキラリと光る高みを目指す小田さくらさんの野望を、小田さくら普及委員会はこれからも応援し続けます!

小田さくらの黒猫の冥福を祈るとともに気付いたこと” に 3件のコメント

  1. さくらさく名無しさん

    多頭飼いだとロスからの脱出が早くなる傾向があるらしい。
    さくらちゃんちには人間と一緒にタクを見送る仲間たちがいる。

    我が家も自分と同い年のオカメインコ(享年18歳)が死んだときはつらかった……1羽飼いの方が飼い主に懐きやすいからそうしていたけど、やはりロスが深かった。
    それから我が家ではペットは飼えなくなってしまったな……

  2. meninaweidemeninaweide

    自分が子供のころはほんとにいろんな種類の動物を飼っていまして、犬や猫はもちろん、カラスやシマリスやヘビやニワトリや、今考えるとよくもまあ飼っていたものだなという感じなのですが、自分が高校生になってからは一匹たりとも動物を飼うことはしなくなりました。自分が強硬に反対するようになったからです。家族同然であった彼らとの別れがあまりにも辛くて苦しくて、高校生になったばかりの自分には到底耐えられないものだったのです。自分が大学に進学して家を出てからは、実家で再び犬や猫を飼い始めましたが、自分はいまだに彼らとはある距離を保っています。

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