小田さくら普及委員会

日本全国津々浦々にモーニング娘。’15メンバーが散らばって開催されたZ.D.Aこと全国同時握手会、神奈川エリアの小田ちゃんのところに行ってまいりました！

ここに来てから気付いたんですが、今回の全国握手会って、メンバーが地元に凱旋する方式になっていたんですね。2日間のうち、どちらか片方は必ずメンバーの地元になっている。（遠方で2泊のメンバーもいますが） だからほかのメンバーのレポでも、「地元の友達とやりとりをしていた」みたいな話が上がってくるわけですね。

もちろん全国ネットのテレビに出るのもいいですけど、こうしてメンバーが地元に「凱旋」して、地元の友人や親族にアイドルとして活躍する姿を、コンサート以外の気楽な姿で見せられるのは、すごく有意義なことだと思います。メンバーもとっても嬉しかったんじゃないでしょうか。

小田ちゃんも、今回のイベントの舞台となったモザイクモール港北に「何度も遊びに来ていた」ということで、「だから今日仕事に来てるって気がしなくて、走りながら景色を見てたんですけど」と言ってました。（ジョギングで会場入り…？いやマネの車か）

さっそく始まる歌の時間

さて今回の全国握手会、兵庫ではトークイベントがその場でアカペラによる「小田さくら独唱会」になったということで、今回も一部で期待されていました。
果たして、今日の小田ちゃんは…。

「さて、何話しましょっか？ …そうだ、歌います！」

ということで、挨拶と冒頭の地元トークもそこそこに、すぐに独唱会に！会場からは待ってましたの大拍手。
「昨日はちょっと歌いすぎちゃったんで。20曲？くらい歌っちゃったんで、今日はちょっと少なめに。」
会場からは「えー」の声。
「いやいや、時間（制限）があるから！まだ16歳なんで20時以降お仕事できないんで」

なんて言ってたものの、結構歌ってくれました。トークよりも歌重視の姿勢は『さくらのしらべ』にも通ずるもので、小田ちゃんは本当に歌が得意なんっだなあ、というより、何よりも歌うことが好きなんだろうなあ、というのが伝わってきて、聞いてて本当にこちらも楽しい気分になれました。

最初は挙手で指された人が答えていくも、段々声の大きい人、発声タイミングの良い人が採用される流れに。指名式だと時間が勿体ないので、これはこれで正解ですね。

本日の「セットリスト」はこちら。

小田さくらZDA無伴奏独唱会 4/17 セットリスト

香水（メロン記念日）
ガタメキラ（太陽とシスコムーン）
Midnight Temptation（℃-ute）
乙女のタイミング（モーニング娘。光井愛佳、生田 衣梨奈、鈴木 香音）
彼女になりたい！（ハロプロ研修生）
Forget-me-not（シルベチカと少女たち）
Give Me 愛(ラブ) （モーニング娘。）
まじでスカスカ！（モーニング娘。）
愛おしくってごめんね（カントリー・ガールズ）
念には念（こぶしファクトリー）
モーニングカレー（モーニング娘。）
なんちゃって恋愛（モーニング娘。）
ゼロから始まる青春（モーニング娘。）
抱きしめて抱きしめて（Berryz工房）
(Enc.)
Be Alive（モーニング娘。）

最初はちょっとエンジンがかかってなかったというか、うろ覚えの「香水」から始まったので弱冠中途半端に。つづく『』もあまり覚えていなかったようで、ファンに歌いだしを聞きながらそろそろとスタートするも、段々乗ってきて「誰か止めて（笑）」とセルフツッコミで止める場面も。

小田ちゃんの一人トークは、こんな感じで自分や客にツッコミを入れたり、観客からの声にちょっと強めに反論したりなど、客いじりも存外上手なんだな、上達しているな、と感じられました。メンバーといる時のMCとも違う、一人ラヂオのWebトークとも違う、自由闊達な感じでした。この前のThe Girls Liveでの林マヤさんとのやりとりも面白かったですし、トークの仕事ももっと増やしていいんじゃないかと思いますね。

最初の2曲くらいは会場から自然発生的に手拍子が上がるも、3曲めくらいからはみんな静かに聞き惚れるようになりました。素人の手拍子ってかえって邪魔になってしまうことも多いし、そもそも手拍子してると歌が聞きづらいですから、これは正解だったと思います。手拍子がないからって「盛り上がってないのかな？」と不安になるような小田ちゃんではないし、会場に集ったのもそれを分かってて小田ちゃんの歌を純粋に聞きたいと思っているファンだったということで、どちらもさすがです。

個人的には、『Forget-me-not』の、舞台では合唱になる部分（サビ～ラスト）を小田ちゃんの独唱で聞くことができたのが収穫でした。実は本編では開演に間に合わなかった（←問題発言）私のさまよえる魂が、この日、やっと救済されました…。

アンコールにあの曲が！

ひとしきり歌って「今日はこれで終わり」というも、客席からの期待に応じて「じゃああと1曲だけ」とアンコールが！
ここで「ビーアライブ！」という声がかかり、「おお…」と賛同のどよめきが上がるも、「好きなボカロ曲！」という声もかかり、小田ちゃんが敏感に「ん？ボカロ？」と反応。
「でもボカロ曲わからないですよね、皆さん？私のブログとか読んでます？」
（読んでる！）（○○！）（小田ちゃんの好きな曲歌って！）とボカロ支持派がアピールするも、
「でも今回はやめておきます。次（の機会）に持ち越しで。じゃあ、ビーアライブをワンコーラス歌いますね」と持ち歌を採用。

確かに、ボカロ曲は小田ちゃんが好きですし、でもこんなイレギュラーな場面でもないとほかで歌う機会はまずないので、確かに面白いです。小田ちゃんの反応を見ていても、多分本人も歌いたかったと思うんですよ。でも実際、すべての人が小田ちゃんの好きなボカロ曲までチェックしているわけではないでしょう。それに対してこの会場に『Be Alive』を知らない人はいません。カラオケでもコンサートでも、知らない曲はどうしてもノリきれないし、途中ならまだしも最後の曲で微妙な空気になっても困る、その点『Be Alive』は小田ちゃんの代表曲であり、エンディング的な大団円の雰囲気も持った曲です。…と、わずかな時間の間に多分こういうことを頭のなかで考えたであろう、小田ちゃんのバランス感覚がさすがです。そして久しぶりに一人で歌う（昨日もですが）ビーアライブの歌声もまた、さすがの一語に尽きました。

最後は、「本日はさくらのしらべ4.5！」（大歓声）「うそうそ、ノーカウントでお願いします（笑）というわけで本日はイベントに来てくださってありがとうございました、小田さくらでした！」とひと笑いとって退場。

そのまま同じ店内スタジオで握手会となりました。メンバーが並んで一斉にやる通常のリリースイベント握手や、通常の個別握手会と違って、「流し」がプロの人じゃないのかゆっくり目で、２つくらい言いたいことが言える感じでした。

私からは、「イマココカラセンターおめでとうございます」と「ビーアライブ感動しました。生きる勇気をもらいました。ありがとう！」と伝えました。

普通に「ありがとうございます」のテンプレで答えてもらえば良かったんですけど、（質問や変則的な会話で無駄に気疲れさせたくない、という個人的握手ポリシーにより）二個目はちょっと言い過ぎだったようで「えっ、そんな…」と慌てさせてしまいました。

確かに改めて見ると、ちょっと大袈裟というか、死ぬ死ぬサギみたいな、変な言葉になってしまったような気がします…。でもこれは大袈裟でもなんでもなくて、小田ちゃんの伸びやかで済んだ歌声を聞いているうちに、「君を守る」「星を守る」「今日を生きる」「明日につなぐ」「君を悲しくさせない時代」という詩が心のなかにすぅっと沁み入ってきて、私も明日からもっと頑張ろう、まじめに仕事に取り組んで、身近にいる大事な人を守って、好きな人を悲しくさせない未来を作れるように、勇気を持って頑張って生きていくぞ！という気持ちになれましたよ、ということが言いたかったのです。

といっても上記のような感謝を伝えようと思ったら、それこそ個別握手券が20枚ぶんは必要になるため、極限まで要素を削ぎ落した結果、「生きる勇気をもらいました！」になってしまったというわけですが、それはそれで私の偽らざる本音です。小田ちゃんの歌声は、こんなにも人の心を動かすんです。

追記

最後にボカロ曲ではなく持ち歌の『Be Alive』を歌ったこと、その歌で私がこんなにも感動したこと…。ちょうど先日に公開された『LoGirl』の小田さくらインタビューを読むと、とても腑に落ちる感じです。

「スッピン歌姫」としてのプライド

──今後の個人的な課題はありますか？

やっぱり歌ですね。ダンスを踊ることより、歌うことのほうがむずかしいと思うんですよ。私が入った11期メンバーのオーディションには「スッピン歌姫」というフレーズがついてたので、それを背負わなければいけない、自分のプライドとして、それは持ち続けたいなと思ってます。

──ただ「歌が好き」というだけではないと。

好きで歌ってるだけなら、カラオケでいいという話ですから。もっと感動してもらわなくちゃいけないし、応援したいと思ってもらわなくちゃいけない。そして、自分の歌に自信を持ちたいんです。だから、カラオケではコンサートやイベントで歌ってる曲はぜんぜん歌わないです。ハロプロの曲は自分のなかでは別物なので、それを大事に届けていきたいなと思ってます。LoGiRL｜ロガール | 「覚醒した歌姫」小田さくら ライブ撮りおろし＆ソロインタビュー

小田さくら普及委員会は、最上の栄光とプライドを目指す小田ちゃんを応援し続けます！