『フォトテクニックデジタル』の8月号のグラビアがすごく良いですね!
直射日光を避けて木陰でポートレート撮影!“森ポ
発売中の雑誌ですので全14Pから3点のみ&小さい画像を…。気になる方は是非お買い求めください。
生田さんと石田さんから両側にキスされている小田ちゃんのカットがとても良いですね。
撮影秘話
撮影を担当された写真家・映画監督の小林幹幸さんが、Twitterで撮影のコンセプトやエピソードについて明かしてくださっています。
モーニング娘14の表紙ツィートその1 あるとき藤井編集長から、電話が入った。こういうのやりたいんだけどさ、モトユキさんに頼みたいんだよね。聞くとある映画から藤井さんはインスピレーションを受けていた。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその2 その映画の名前は、ピクニックアットハンギングロック、正直、映画監督の僕も見たことはなかった。どんな映画だろう?楽しみになった。少女たちが、山で遭難するストーリーなのだが、、、、
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその3 ただの遭難映画ではなく、少女の存在事態がミステリーになっていた。ヴァージンスーサイズと一緒に少女の神話として語られてる映画だった。興味がわいてDVDをポチッた。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその4 そのあと、藤井編集長は、電話ごしに言った。まだ、タレントさんは決まってないんだけどね。へ?、何だこの人は?と思ったが、モトユキさんにしか出来ないページなんだよと、この人は人をくすぐるのが、得意なのだ。笑
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその5 出演できるのは、少人数のアイドルグループ僕は、あまり撮った事のない、モーニング娘14を希望した。撮った事のある人は良くも悪くも僕の印象が強く残ってストーリーに入りきれない恐れがあるからだ。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその6 度重なる打ち合わせ、なんとか雰囲気は掴めたものの、相手は日本を代表するアイドル、時間がない。夕方16時には池袋につかなくてはならない。近場でハンギングロック、山を探す事になった。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその7 そこでアクシデント勃発。なんと言い出しっぺの編集長が、他の審査員で、ロケに帯同できなくなった。ピンチ!これは映画を自分で理解しなくてはいけない。何かあったらの編集長頼みが出来ない。 まるで、監督でもするかのように映画を検証した、
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその8 ピクニックアットハンギングロックの検証。ストーリー、アングル、ライティングを研究する。しかし、場所によってはそれは何の意味もなくなってしまう危険性をはらんでいた。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその9 都内からの移動時間45分これ以上かかると帰ってこれなくなる危険性がある。渋滞も加味しなくてはならない。最初のロケ場所が、茨城の平地、やはりイメージが合わないので、僕の知ってる場所へ。まずロケスカに、編集のAくんが、ひとりで朝から車を走らせせた
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその10 ハゲ山のイメージだったが、いってみたら周りは緑一色だった。どうしてもイメージの変更を迫られる。 映画では、少し暗いイメージがあり、その影こそが、演者を魅力てきに見せていた。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその11 影、シャドウ、これが、僕が、ポートレートを撮る時に気を付ける事だ。 影を上手く使う事で、被写体に付加価値を付ける事ができる。マイナスをプラスにもっていく。これが、写真の持っているパワーになるのだ。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその12 ピクニックの影をつけるには、どうしたら良いか?スクールガールでもよくあるアイドル写真と違うのは、独特な影を付ける事だと考えた。やはり影か。影は、シャドウという意味ではない。心の闇を写すのだ。しかしアイドルに影か。不安は増大した。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその14 僕の撮影のこつ、それは被写体と、なるべくトークしない、という事だ。 影を写すのには、被写体に自分の世界に入ってもらう事。これは、ミセス系の雑誌の仕事で学んだ。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその15 被写体と話さないというのも大変である。ましてや男子なら憧れの存在でもある被写体相手には。しかしページの方が大事。編集長もいないとなると責任は大きくのしかかる。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその16 そうして僕の殆どの雑誌は終わっていく。はっきり言って親密感や密接な関係を表現する仕事は僕には回ってこないと言っていい。そのかわり、他の人に出来ない付加価値をプラスする撮影は是非ぜひにと、僕の出番となる。なんか貧乏クジのような気もしている。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその17 繰り返し言うと、僕には、影が、ポートレートを撮る意味で重要になっている。自分の事を見てくれる明るい子よりどこかげのある優等生タイプが、僕は好きだった。そんなのも、関係してるのかな。影のある子っていつも暗いのではなく、話しかけられない感じ
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその18 ロケ地に来てビックリした、やはり岩山はない。やはり新緑の中で撮らねばいけないのか!変に生命感ありすぎだなあと。映画は、アンバー調だったが、やはりコバヤシブルーに色調を決める
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
モーニング娘14の表紙ツィートその19 撮影前にマネージャーさんを含め全部ね説明、時間割り、を決める。映画ピクニックアットハンギングロックの話しをすると、以前も舞台で、モチーフになったらしく全員知ってますとの事。映画では生徒は殆ど帰らぬ人になっていたが、説明しなくてすみ、ホッ
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
さあ、タグづけで、再開だ。いざ撮影になっても疑心暗鬼だ。みんな死んでしまう話しだぞ、わかってるのかな?でも、一応雑誌だし、そこまで暗くは出来ない。どこまで、暗くできるか?そこが、勝負になってきた。#モーニング娘14のフォトテクニックデジタル
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
そう、暗くは出来てもタレントさんのイメージを暗くする訳にはいかない。 あくまで写真のストーリーとして見る人に”何か”を与えるのだ。 #モーニング娘14のフォトテクニックデジタル
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 19, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その21 今回の企画の言い出しっぺの藤井編集長がいない。今迄にないピンチだ。 だが僕は編集長のラフスケッチを授かっていた。やつしかない。いざ撮影。どういう撮影をするのか、みんなの気持ちを集めるためにも表紙から撮影を始める。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その22 藤井編集長のラフスケッチをどう形にしていくのか、そこさえ抑えれば自由なのか?自由とはどう撮影すれば良いんのか? それは僕が90年代サブカル雑誌IN NATURALでやっていた手法を思い起こさせた #モーニング娘。14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その22 表紙巻頭は14pもある。多い様に思うが、ひとりの神ショットを1pに使うと6人で6pがなくなってしまう。8pで見開き2ついれてストーリーを構成しなければならない。僕はストーリーをモノクロ顔アップはカラーでと計画をたてた#モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その23 ディレクションと言うのはページ作りでもっとも大事である。 藤井編集長の映画の知識は広く深い。自分の作品も何度となく見破られたことがある。お互いが映画好きであるから出来るコミュニケーションがあった。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記その24 後になって知ったのだが、参考にしたピクニックアットハンギングロックのピーターウイラー監督は僕の人生を変えた映画を2つ撮っていた監督であった。刑事ジョンブック目撃者、死せる詩人の会(いまを生きる)は僕の人生を変えた映画だ#モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その25 その監督が撮ったピクニックは僕の好きな映画になった。しかし、それを小林幹幸流でもあり、フォトテク風でもあり、なにより現代のモーニング娘14風にしなくてはいけないのは課題だった。得意のブルーの色調さえも捨てても良い #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その26 と思ったが、結局採用。映画よりではなく、あくまで現代のピクニックを蘇らせるアイデアにまとまった。全員の心を一つにまとめるためにも表紙の撮影からはじめることにした。 娘さん達はてきぱきとポジショニングをこなして行く #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その27 さすがフォーメーションダンスをやっているだけあり素晴らしい団結力。撮影は順調に進む。わがままだったのは太陽の方で、その時、都内では大雨を降らしていた、いつくるかもわからない大雨にそなえながら撮影は進んだ #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その28 娘さんたちとは最低限の会話だけで撮影を進める。それは山に迷い込んでしまう設定を意識してもらうため。これはあとで貴重なサプライズを生んだ。 鞘氏さんを撮影していた時、生田さん石田さん小田さんがせっせっせを始める。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その29 脇で見ていた僕は次にその場面を再現してもらう。これは僕がよくやる手だ。ポージングで僕はその日のモデルの表情仕草を憶えていて再現してもらう。これが一番自然に決まるのだ。これは流れで小田さんにキス???な写真を生んだ #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その30 鞘氏さんのあの表情は藤井編集長の感性。撮ったのは僕だけど、狙っていた表情は映画に近い憧れの人の様な視線だった。藤井編集長は写真を観る人の気持ちになってセレクトするのが得意。 僕が選ぶ写真は撮影時の思いがどうしても #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その31 入ってしまう。編集長をそれを読者目線で解析、的確に写真を選んで行く。雑誌もアーティスト側もファンの事を考えるからこそ一致した写真。鞘氏さんのどこか影のある表情は、僕も大好きな写真だ。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その32 自分は映画監督でもあるのでストーリーのある写真が好きだ。しかし、この娘さんのポートレートも大好きなのだ。それは彼女達がとまっていてもどこかにストーリーを演じているから。ストーリーを演じる程、実際の彼女の普通な表情 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その33 も写るものなのだ。 写真の魅力は撮影者も期待していないものが写っていくこと。 それによって見た事もない表情が生まれる瞬間。その瞬間に立ち会えて伝える事が出来るのは幸せだと思う。 それが娘さんともなればなおさらだ #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その34 編集長が撮影に参加出来なかったからこそ、僕は編集長の感性を写そうとしたし、娘さんたちも答えてくれた。ものすごく感謝している。 代理をを任された編集ふたり、前乗りしてロケハンをした苦労が報われた感じなのだ。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その34この雑誌はかかわったみんなの気持ちが詰まっているんだな。 ピンチのときもバックアップしてくれるスタッフたち。どんなときもプロとして積極的に撮影を楽しんでくれた娘さんやマネージャーさん、みんなでこのページを作ったのです。#モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
ポチってくれたらうれしい。 フォトテクニックデジタル モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その35 僕の写真の得意なところ、は被写体と作る写真ではなくスタッフで作る写真だと思っている。コバヤシさんの写真の表情が好きですとかよくいわれるけどその顔の向こうには見守ってくれているスタッフの眼差しがあるのだ。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その36 タレントさんも良いスタッフに恵まれてる人はきまって表情が良いよね。 ひとりで6人を動かして撮影するのは一人とは違い楽な撮影ではないけど、みんなの助けで撮影出来た。その意味で僕には思い出深い作品だ。 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その37 言葉ではかわさないんだけど、ファインダーの向こうの息づかいにその人の本質が見えることがある。しかし徹底的に鍛え上げられているタレントさんはアスリートのように精神的な破綻が見えないのだ。同世代のスクールガールでは休みが #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その38 必要な状況でも、パッと気分転換出来る。 年齢的にもちろんナイーブなところはあるんだけど精神的にタフなんだなと思った。実際に山で迷ってもこの娘たちなら手助けをし合って脱出していくだろう。本当の意味の仲間を感じた #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その39 こういう撮影でいつも思うのは撮影が終わった後だ。疲労感がでる撮影と、パワーをもらう撮影がある。これはもちろん後者だ。コンサートと同じ。スタッフ全員、パワーをもらったはずだ。おつかれさま娘のみなさん、マネージャーさん #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、その40 僕は待ちきれなくなって編集部に雑誌を取りに行った。あの懐かしい6人の笑顔が飛び込んで来た。殆ど会話のない撮影だった。何をしたのかもあまり憶えていないのだけど、あの強烈な光の束の様な娘のオーラは一生忘れられないだろうな #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
一連のツイート 鞘師さん表記を間違っておりました。 ご無礼失礼いたしました。
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
フォトテクニックデジタル撮影日記、おまけ 実は9期はスクールガール連載の最終回にデビューしたてを撮影させて頂いたのだ。 聞いてみると全員憶えてなかった。 泣いたよ。 笑 #モーニング娘14
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 20, 2014
そうですね、ありがとうございますRT @matz_cyan: トーキョースクールガールの連載、最終回は2011年の4月号でした。当時12歳ぐらいだった彼女達には怒濤のようにいろんなコトが起きていった歳月だったのではないでしょうか。 pic.twitter.com/ozAImTkNgt
— 小林幹幸 (@motoyuk) July 21, 2014
映画や写真など、ビジュアルで仕事をしている一流の人が、今のモーニング娘。’14に惹きつけられる魅力を感じているらしいことは、とても興味深く、また嬉しい話だと思います。
特にこの写真は、15~17歳くらいの女の子が放つ独特のキラキラした光と影とが自然光の中に収められていて、本当に素晴らしい写真です。できればこれで映像もとってほしいくらい。
いえ、『Virgin Suicide』なり、この撮影コンセプトの元ネタとなった『ピクニックatハンギング・ロック 』なり、むしろ日本版で映画を作っていただきたいくらいです!
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さくらちゃんのソロ曲では神秘的でかつホラータッチのMVに挑戦して欲しい。
他のコメントでもありましたが、冷笑とかも似合いそう
3枚目もいいですね、
“この子が悲しい事件の引き金を引きそう”感がたっぷりあります。
また失踪しそうですね(笑)
この清潔感、潔白感は他のアイドルには無いものですね。
昨日の自分のツイートが小林幹幸さんにリツイートされてて嬉しかったです。
清潔感、潔白感があるのに、同時に色気もダークサイドも感じさせる、本当に不可思議な存在です。
まだ幼ささえ残る娘。たちが、撮影者からのコンセプトの説明をすぐに理解し
スッと入り込めたのも、今まで出会った舞台作品や演出家さんたちのおかげでもあり
「アイドルが舞台なんかやってる場合じゃない」なんて言う輩にはわからないであろう
彼女たちにとってどんな経験も素晴らしい宝となり力となっていることを感じて涙が出そうになりました。
いや嘘です。泣きました←
アイドル戦国時代なんて言葉が生まれるほど世間ではアイドルというものが増えすぎて
軽薄なものにすら聞こえるようになってしまったけど、彼女たちは何だかんだ、本物なんだなと改めて感じ誇らしいです。
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